大学中退から専門学校に入学するメリット・デメリット
大学中退から専門学校に進むメリットとデメリットを詳しく解説
専門学校は、大学中退後の次の進路としても非常におすすめです。
この記事では、大学中退から専門学校に進むメリットとデメリットを詳しく解説していきます。大学を辞めてから「どの道に進むべきか?」を考えている方は、ぜひ本記事を新しい進路を決める際の参考にしてみてください。
大学中退から専門学校に入学するメリット
まずは、大学中退から専門学校に入るメリットから紹介していきましょう。
◇専門科目を本格的に学べる
専門学校における最大の利点は、ホテルやブライダル、旅行といった業界内で使える専門知識を効率よく学べることです。例えば、専門学校のホテル学科には、以下のようなカリキュラムが用意されています。
- ・ホテル概論
- ・ホテルマーケティング
- ・コンシェルジュ実務
- ・ホテルマネジメント
- ・レストランサービス実習
- ・宿泊サービス実習 など
こうした専門科目の多さは、一般教養科目や学問を教える大学と比べると、仕事と直結していることが非常によくわかると思います。
在学中に現場で使えるスキルや知識を身につけることで、就職後に即戦力として働きやすくなるのも、専門学校に入る大きな利点です。校内には同じ志を持つ仲間もたくさんいることから、実習などを通して切瑳琢磨できるメリットもあります。
◇学校で資格の受験対策ができる
専門学校では、各業界で注目されている資格取得にも力を入れています。例えば、ツアーコンダクターなどを目指せるトラベル学科では、在学中に以下の資格の対策を学校で受けられる場合が多いです。
- ・旅行業界取扱管理者(国家資格)
- ・旅程管理主任者(添乗員資格)
- ・マナープロトコール検定
- ・TOEIC
- ・中国語検定 など
資格があれば、就職や実務でも有利になります。ただし、大学中退から就職に向けて独学で資格取得をする場合、モチベーションの維持や疑問点の解決などが難しい傾向があります。ですから、仕事で使う資格を確実にとるなら、専門学校で対策授業を受けるのが効率的となるでしょう。
◇講師から仕事や業界の実情を学べる
専門学校の講師は、現役で活躍している方も多く、実際の現場での体験談やエピソード、業界内の動向などを授業内で聞けるのも大きな魅力です。
また、語学系の専門学校の場合、ネイティブ講師の授業が多いのが特徴。例えば、駿台観光&外語ビジネスカレッジ大阪の韓国語学科の場合、韓国語の授業はすべて韓国人講師によって行われます。つまり、毎日のように韓国人講師の発音を聞き、韓国人講師と会話する環境が整っています。また、「韓国文化地歴」という授業では韓国の文化や地理についても授業内で教えてもらえます。
◇専門分野での就職に強い
専門学校は、航空業界や鉄道業界などを目指す人にもおすすめです。大学中退の場合、学歴が高卒になってしまうため、応募できる就職先が限られてしまいます。一方、専門学校の場合は新卒扱いとなり、チャンスが広がります。
また、専門学校は、以下のような就職サポートにも力を入れています。ですから、大学中退後に正社員としての就職を目指す人にも、専門学校は非常におすすめです。
- ・面接対策(業界・企業別の対策)
- ・SPIなどの試験対策
- ・インターンシップ など
大学中退から専門学校に入学するデメリット
大学中退から専門学校に入る場合、以下のデメリットが生じることがあります。
◇入学までに期間があくことがある
まず、気をつけて欲しいのが、入学時期の問題です。専門学校の場合、大学と同様に入学日が決まっているのが一般的です。したがって例えば、後期に入る直前の夏頃に大学中退した場合、4月の入学までの期間がだいぶ空いてしまう可能性が出てきます。
入学までの期間を無駄にしないためには、専門学校の入学時期に合わせて大学を辞めるといった調整も必要です。また、将来の語学留学やキャリアアップに向けてお金を貯めたい人は、専門学校に入るまでの数ヵ月間を使ってアルバイトに励んでもいいでしょう。
外国人と接する機会の多い航空業界やホテル、旅行業界を目指すなら、専門学校入学までの間に英会話スクールなどに通ってもいいと思います。
◇最終学歴が「専門学校」卒業になる
大学を中退した時点で、最終学歴は「高卒」に。専門学校に再入学し、卒業した場合は「専門学校」が最終学歴となり、学校によっては、専門士の称号が付与されます。
例えば、ホテルや旅行業界では、即戦力として活躍してくれる人材を求める傾向になります。専門学校の場合、就職後に必要な知識・技術・資格を取得していますので、大卒という学歴がなくても「即戦力」として採用する企業が多くあります。
履歴書の書き方について心配される方もいらっしゃると思います。文部科学省が創設した専門学校のうち、2年制の学校を出た場合、履歴書に「専門士」の称号を記載できるようになっています。一方で、1年制の専門学校を出たときには、この称号はつきません。 そして、履歴書には、中退した大学についても「◯◯大学◯学部 中途退学」と記載します。
まとめ
今回は、大学中退から専門学校に入るメリットとデメリットを詳しく紹介してみました。専門学校には、特定業界の専門分野に特化したカリキュラムによって、大学中退による問題を解消できる魅力があります。
この記事を読んで専門学校入学に興味を持った方は、ぜひ駿台観光&外語ビジネスカレッジ大阪にお問い合わせください。