韓国語能力試験とハングル検定の違いは?


さまざまな観点から解説!

韓国語を学んでいくうえで、資格に挑戦したいと思う方もいるのではないでしょうか。韓国語を勉強した証としても資格は役立つので、ぜひ取っておきたいところです。

そこでこの記事では、韓国語の試験である「韓国語能力試験」と「ハングル検定」を解説します。それぞれの違いについて詳しくご紹介するので、どちらを受けるべきか悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

また、韓国語を早く習得したいという方は、駿台観光&外語ビジネスカレッジ大阪韓国語学科への入学を検討してみてはいかがでしょうか。

韓国語能力試験(TOPIK)とは

まずは、韓国語能力試験(TOPIK)をご紹介します。韓国語能力試験(TOPIK)は韓国政府が主催し、世界70ヵ国 以上の韓国語学習者を対象とした韓国語の能力を測る試験です。

韓国政府のもとで開催されているため、問題文が韓国語で記述されていることが特徴です。なお、韓国語能力試験の別名である「TOPIK」とは、「Test of Proficiency in Korean」を省略したものです。

ハングル検定とは

続いて、ハングル検定について解説していきます。ハングル検定とは、ハングル能力検定協会が主催している、日本で初めての韓国・朝鮮語検定試験です。1993年からこれまで55回開催され、累計46万人 以上もの人が出願している規模の大きな検定試験といえます。

日本の協会が主催しているため、1級・2級以外は日本語で出題されており、韓国・朝鮮語検定のなかでは唯一、日本語を母国語とする人のための検定 となっています。

韓国語能力試験(TOPIK)とハングル検定の違いは?

韓国語能力試験(TOPIK)とハングル検定それぞれの概要を学んだところで、ここからはそれぞれの違いについて解説していきます。
違いはおもに、次の5つが挙げられます。

  • ●級の設定と試験項目
  • ●出題時の言語
  • ●実施回数
  • ●受験後の目的
  • ●有効期限

それぞれを詳しく解説していきますね。

◇違い①級の設定と試験項目

韓国語能力試験(TOPIK)とハングル検定は、試験項目にも違いがあります。

韓国語能力試験は、1級から6級に進むにつれて難度が高くなります。試験内容が易しい1~2級までは書き取り問題がなく、3~6級ではいずれも書き取り問題が含まれます。

一方、ハングル検定では5級から1級に進むにつれて難度が上がり、高難度の1級のみ書き取り問題と面接が行なわれます。

作文が苦手な学生にとっては韓国語能力試験(TOPIK)を難しく感じることがあります。ただ、語彙や慣用句などの表現の多さの面ではハングル検定の2級以上の方がより難しく感じることもあります。

◇違い②出題時の言語

先ほども少し触れましたが、韓国語能力試験(TOPIK)とハングル検定の違いは出題の言語にあるでしょう。

韓国語能力試験(TOPIK)は韓国語で、ハングル検定では1級と2級以外は日本語で出題 されます。そのため、難易度は韓国語能力試験(TOPIK)のほうが高いといえるかもしれません。

◇違い③実施回数

試験の実施回数にも違いがあります。韓国語能力試験(TOPIK)は年に3回(春・夏・秋)ですが、ハングル検定は年に2回(春・秋)の実施です。

韓国語能力試験のほうが試験を受けられる回数は多くなります。ただし、実施回数の多さだけで検定を選ぶのではなく、その他の点も考えたうえで選びましょう。

◇違い④受験後の目的

受験後の目的も大きく異なります。

韓国語能力試験(TOPIK)は、世界で認められている試験なので、韓国留学(編入)や韓国での就職を考えている方におすすめだといえるでしょう。韓国語能力試験のホームページでも「韓国文化の理解や留学などに必要な能力の測定・評価」を目的としてることが記載されています。より本格的に韓国語を学びたい方は、ぜひ受けてみるとよいでしょう。

一方、ハングル検定は、日本国内での就職時や進学時のアピールポイントにしたい方におすすめです。より気軽に韓国語の試験を受けたい方に向いています。

◇違い⑤有効期限

資格の有効期限についても、韓国語能力試験(TOPIK)とハングル検定とでは異なります。韓国語能力試験(TOPIK)は資格取得から2年間有効で、ハングル検定は有効期限がありません。

有効期限の有無を間違えないように注意しておきましょう。ハングル検定は一度取得すれば永久に有効なので、とりあえず資格を取りたいという方にはおすすめです。

まとめ

本記事では、韓国語能力試験(TOPIK)とハングル検定について、概要と違いをお伝えしてきました。韓国語能力試験とハングル検定はどちらも韓国語に関する試験ですが、違いがたくさんあります。出題の言語の種類や試験項目など、しっかりと事前にチェックしておきましょう。

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